プロテインの栄養成分値を見てみると、 「たんぱく質(無水換算値)◯◯g」と書いてあるのを目にしませんか? 通常の食品はたんぱく質のみの記載ですが、プロテインには無水換算値の記載があるものが多くあります。 では、この「無水換算値」とはどのようなものなのでしょうか。

無水換算値とは?

粉末には、実は水分が3~5%含まれています。 この水分を考慮しないで計算するのが「無水物換算値」です。 無水物換算値 例えば画像のような35g中に無水換算値たんぱく質が26gのプロテインがあるとします。 栄養成分値無水物換算値の表記がある場合は、この数値がたんぱく質の量と勘違いしないことが必要です。

無視物換算値は先程も説明したように「たんぱく質と水分が両方含まれている数値」となります。 そのため、実際のたんぱく質を知るには無水物換算値から水分値を抜く必要があります。

【先程のプロテインから水分値を抜いて計算】

26g(たんぱく質)×0.95=24.7g

計算をすると先程のプロテインには24.7gのたんぱく質しか含まれているということになります。

なぜ、無水換算値が記載してあるの?

書いてある理由として考えられるのは、

製品の安全性を証明しているため
単にたんぱく質量を多く見せたいから

ホエイの中でもWPCと呼ばれるものはたんぱく質含有量が80%以上のものを指します。

80%以上のたんぱく質を算出する場合、無水物計算値で含有量を計算します。その際に水分を抜いた状態だと毎回のブレがあるので、無水物計算値で計算をしてたんぱく質を算出しています。

裏面に無水物計算値のたんぱく質を書いておくことで「このプロテインはしっかりとした基準に基づいてたプロテインを使っている」という証明をしている可能性もあります。

あとは、無水物換算値での表記の方がたんぱく質含有量が多く見えるといった理由もあります。ただし、その際はしっかり無水物換算値と表記しないと「誤認表示」へとつながるので注意をしましょう。

まとめ

プロテインを買う際は、無水物計算値を気にしないで実際のたんぱく質量だけを見れば大丈夫です。

無水物換算値のみ記載されているプロテインは少ないですが、もしも記載がなければたんぱく質×0.95すれば実際のたんぱく質量がわかります。

プロテインに対する知識をしっかり持ち、どのプロテインを飲んだらいいか選びましょう。

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