最近では鍛えたい、筋肉を大きくしたいといった目的以外でもプロテインを飲む方が増えています。
理由としては、「引き締まった身体を手に入れるため」「肌や髪のツヤのアップ」「健康保持」といった様々な目的を持っています。
プロテインには、動物性もありますが、最近人気なのが植物性プロテインです。
植物性プロテインは、大豆や米といった植物由来の原料を主成分としています。
それでは、植物性プロテインの種類とその効果について解説していきます。
ソイプロテイン
ソイプロテインは、大豆に含まれるタンパク質を粉末にしています。
このときに大豆の脂肪分はカットされているので、ダイエットのためにプロテインを飲む方におすすめです。
ソイプロテインは、消化吸収が遅いので、腹持ちがよい点もダイエットのために飲むプロテインに向いているといえます。
また、大豆には血中コレステロールや血圧を下げる働きがあり、イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをします。
乳がんのリスクを下げ、骨粗鬆症の予防する効果があるといわれています。
美容の面でも、イソフラボンは紫外線やストレスにより肌のハリやツヤが失われるのを防いでくれます。
ピープロテイン
ピープロテインは、エンドウ豆に含まれるタンパク質を粉末にしています。
エンドウ豆は乳、卵、大豆といったアレルギー物質を含みません。
牛乳アレルギーで動物性プロテインであるホエイプロテインが飲めない方や、大豆アレルギーでソイプロテインが飲めない方でも飲めるプロテインです。
ピープロテインには、BCAAとよばれる必須アミノ酸であるロイシン、イソロイシン、バリンを多く含みます。
BCAAは運動時のエネルギー源になるだけでなく、疲労感を軽減する働きがあります。
また、免疫力をアップするアルギニンも豊富に含まれています。
その他にも鉄分が豊富で、鉄不足による貧血や頭痛、疲れやすさを改善します。
ヘンププロテイン
ヘンププロテインとは麻の実が原料のプロテインです。
麻と聞くと心配になる方もいるかと思いますが、同じ麻科ではありますが精神活性成分は抜いてあり、身近なところでは七味唐辛子に入っています。
ヘンププロテインには整腸作用がある食物繊維と、便秘を改善する効果があるマグネシウムが豊富に含まれています。
また腹持ちがよく、お腹がすきづらくなる点はダイエットをしている方にはうれしい効果といえるでしょう。
玄米プロテイン
玄米プロテインは、玄米由来のプロテインです。使用されている玄米は国産の物やオーガニックの物などさまざまあります。
乳や大豆などのアレルギー成分が含まれていないので、アレルギーをもった方でも安心して飲めるプロテインです。
食物繊維や人間の身体を生成するために必要な必須アミノ酸であるBCAAを多く含みます。
ビタミンやミネラルも豊富で、プロテインの主成分であるタンパク質をエネルギーに変換する働きをします。また、美肌効果にも期待が持てます。
アーモンドプロテイン
アーモンドプロテインとは、アーモンドを原料としたプロテインです。
アーモンドは脂質が多いので、高カロリーなのではないかと思う方も多いかもしれません。
しかし脂質であるリノール酸は血圧を下げ、オレイン酸は善玉コレステロールを減少させる効果があります。
抗酸化作用をもつビタミンEを豊富に含んでいて、シミやしわを予防する効果が期待されます。
アーモンドプロテインにはタンパク質はもちろん脂質や食物繊維を多く含むので、腹持ちがよくダイエット中の方にはおすすめです。
植物性プロテインは健康と美容にかかせない
健康と美容のために必要な栄養を補うことができる植物性プロテイン。
さまざまな種類と効果がありますので、自分の身体やライフスタイルにあった植物性プロテインを生活の中に取り入れてみてください。