乳由来のプロテインでも違いがあるの？

プロテインはチーズを作るときの副産物なのですが、その中でもいくつか種類があることはご存知でしょうか。

プロテインの種類によって、効果・味など異なってくるのでよく理解しておくことが大切です。

今回は、乳由来のプロテインの種類について説明してきます。

WPC

WPCは、Whey Protein Concentrateの略で、日本語にすると「濃縮ホエイたんぱく質」となります。

市場に出回っているプロテインの多くは、WPCです。

チーズを製造した際に残った残渣を濾過して、タンパク質を凝縮させたものです。タンパク質以外にも、乳糖なども含まれています。

タンパク質含有率は、70〜80%となります。

WPCは、吸収率が早いため運動直後に飲むと良いとされています。

価格は、1kg2,000円〜3,000円です。プロテインの中でも安価なので多くの人がWPCを飲んでいます。

味はというと、乳感が少し残るので、舌のザラつきが少しあります。
ただ、最近のプロテインは味付けが上手くされているので、美味しく飲めるものばかりです！

WPI

WPIは、Whey Protein Isolateの略で日本語にすると「分離ホエイたんぱく」となります。

WPIは、WPCを「膜処理」や「イオン交換」によってタンパク質の純度を高めたものです。タンパク質含有率は、90%以上となります。

乳糖などの不純物が取り除かれているので、乳糖不耐症の方でも気がねなく飲むことができます。

また、吸収率がWPCよりも早く運動後に効果的です。

不純物が取り除かれているので、乳感は少なくさっぱりしています。そのため、ドリンク味などに向いています。

価格は、1kg4,000円〜5,000円とWPCに比べると1.5倍〜2倍します。

ただ、高純度のタンパク質で乳糖などの不純物が含まれていないので、良質なタンパク質を求める方におすすめです。

カゼインプロテイン

カゼインプロテインは、脂肪、ホエイを取り除いたプロテインです。

ヨーグルトの上澄みがホエイ、固まった部分がカゼインとなります。タンパク質含有率は70〜80%です。

カゼインプロテインは、酸に弱く固まりやすい性質を持っています。そのため、ホエイプロテインなどに比べると吸収が遅いです。

そのため、運動しない日や夜寝る前などに飲むとよいでしょう。

価格は、4,000円〜5,000円とこちらもWPCに比べると高めです。そのため、用途に合わせてプロテインを使い分けるとよいでしょう。

カゼインプロテインも乳感があるため、甘めの味などが美味しいです！

まとめ

乳由来のプロテインをまとめると、

乳由来のプロテインといってもいくつか種類があるので、自分の用途にあったプロテインを選びましょう！