筋トレやダイエット、健康維持のために「プロテインを飲もう」と思ったとき、まず悩むのが “どの種類を選べばいいの?” ということ。

プロテインにはホエイ・WPC・WPI・カゼイン・ソイ・ピー(えんどう豆)・玄米・ヘンプ…と多くの種類があり、それぞれに効果や飲みやすさ、味の特徴が異なります。

この記事では、プロテインの種類や特徴をわかりやすくまとめて紹介!プロテインを選ぶ参考にしてくださいね。

この記事でわかること・プロテインの種類
・プロテインの特徴
・プロテインの味の違い
・プロテインの選び方

■ プロテインの主な種類と特徴

プロテインは大きく分けると「動物性」と「植物性」に分類できます。

【動物性プロテイン】
① ホエイプロテイン(Whey Protein)

牛乳から作られるもっとも一般的なプロテイン。
吸収スピードが早く、筋トレユーザーに圧倒的な支持があります。

ホエイには加工方法によって3つのタイプがあります。

WPC(Whey Protein Concentrate)

ホエイを濃縮したタイプ。一般的に“ホエイプロテイン” と言えばこれ。

特徴
・たんぱく質含有率:約70〜80%
・価格が手頃で続けやすい
・成分に乳糖が含まれ、乳製品が苦手な人はお腹がゴロゴロすることも

味の特徴
・まろやかで濃厚
・甘味がしっかりしており、「プロテイン=美味しい」と感じやすいタイプ

WPI(Whey Protein Isolate)

WPCに比べて乳糖と脂質を大幅にカットした上位版。

特徴
・たんぱく質含有率:約90%
・乳糖が少ないため、お腹が弱い人にもおすすめ
・価格はWPCより高め

味の特徴
・クリアであっさり
・甘さ控えめで後味が軽い

カゼイン(Casein)

ホエイと同じく牛乳由来ですが、吸収スピードが非常にゆっくり。

特徴
・ゆっくり消化される(6〜8時間)
・長時間の満腹感を得られる
・間食置き換えやダイエット向き

味の特徴
・どっしりした重さ
・少し粉っぽさがあり、ホエイより溶けにくい傾向あり

【植物性プロテイン(ヴィーガンプロテイン)】

ここ数年で最も注目されているジャンル。
「胃腸に優しい」「女性でも飲みやすい」「ダイエットと相性がいい」と人気が高まっています。

ソイプロテイン(大豆)

植物性プロテインの代表格。

特徴
・消化吸収がゆっくり → 満腹感が持続
・脂質が少なく、ダイエットに向く
・イソフラボンで美容メリットも

味の特徴
・クセが少なく飲みやすい
・少し豆っぽさがあるが、近年はかなり改善されている

ピープロテイン(えんどう豆)

アレルギーの心配が少なく、近年急成長している植物性プロテイン。

特徴
・消化しやすい
・低アレルゲン
・たんぱく質含有量が高く、筋トレにも十分使える
・植物性の中ではかなり優秀

味の特徴
・豆の風味がやや強い
・ナチュラルでやや土っぽい後味がある

玄米プロテイン(ライスプロテイン)

玄米を発酵分解してたんぱく質だけを抽出したもの。

特徴
・アミノ酸バランスが非常に優秀
・アレルギーが起こりにくい
・消化性も高い

味の特徴
・香ばしさがある
・ほんのりナッツのような風味

ヘンププロテイン(麻の実)

スーパーフードとして注目されている原料。

特徴
・食物繊維・ミネラルが豊富
・植物性の中では栄養価が非常に高い
・消化しやすく、胃もたれしにくい

味の特徴
・ナッツに近い香ばしさ
・クセがあるが、スムージーにすると美味しい

プロテインの選び方

用途によって最適なプロテインは変わります。

目的 おすすめプロテイン 理由・特徴 味の特徴
とにかく美味しく飲みたい ホエイ(WPC / WPI) 溶けやすく味のバリエーションが多い。吸収も早い 濃厚で甘い、飲みやすい
筋トレ後の回復を早めたい ホエイ(特にWPI) 吸収が最速。乳糖が少なくお腹にも優しい すっきり・クリアな味
ダイエット・置き換え ソイ / カゼイン 吸収がゆっくりで満腹感が続く 豆系の風味、控えめな甘さ
胃腸に優しいものを飲みたい ピー(えんどう豆)/玄米 アレルギーが起こりにくく消化しやすい ナチュラルで土っぽさ/香ばしさ
美容・健康を意識したい 玄米 / ヘンプ アミノ酸バランス・ミネラル・食物繊維が豊富 ナッツのような香ばしさ
乳糖不耐症でホエイが合わない WPI / 植物性プロテイン全般 乳糖をほぼカット、または乳製品不使用 あっさり、ナチュラル系

まとめ|目的に合わせてプロテインを選ぼう

プロテインは「どれが一番良い」というより、目的や体質に合わせて選ぶことが大切です。

美味しさと吸収スピード重視 → ホエイ
ダイエットや置き換え → ソイ・カゼイン
胃腸に優しい植物性 → ピー・玄米・ヘンプ

近年は植物性でも高品質なものが増えており、「ホエイが合わない」という人でも選択肢が広がっています。

自分のライフスタイルに合ったプロテインを選び、より健康的で理想的なカラダづくりを始めましょう。