キシリトールグミを食べることには、さまざまな効果があります。

✅顎が強くなる
✅脳の発達を促進させる
✅唾液量が増えて歯の病気を予防する

これだけの効果を見込めるので、数あるグミの中でもキシリトールグミは注目の的です。

そこで、食べて期待できる効果を中心に「商品の選び方や歯磨き後に食べて大丈夫なのか」など、キシリトールグミに関して多くの人が気になる点をそれぞれ解説します。

キシリトールグミの効果とは?

キシリトールグミは、虫歯になりにくいなど多くの効果を見込める食品です。ただ、キシリトール配合のグミならどれでも虫歯になりにくいわけではありません。

虫歯になりにくい効果を期待できるのは、キシリトール100%のグミです。キシリトールは、糖アルコールに分類されます。糖アルコールは糖質なので甘いですが、しっかりとした甘さがあるにもかかわらず虫歯菌の餌にならないのが大きな特徴です。

虫歯菌の餌になってしまうと虫歯を発症する可能性がありますが、餌にならないので発症するリスクを低く抑えられます。
虫歯菌の餌にならない点が、虫歯になりにくい効果を見込める根拠です。

虫歯になってしまうのが怖い方は、キシリトールグミを食べるのがおすすめです。

キシリトールについての詳しい記事はこちら

噛むことはメリットがたくさん

キシリトールグミを最後まで食べ切るためには、繰り返し何度も噛む必要があります。グミは弾力があって簡単には食べ切れないので、必然的に何度も噛まないといけません。

食べるのに数多く噛みますが、噛むことにはたくさんのメリットがあります。

その主なメリットは以下の3つ!

✅顎が強くなる
✅歯の病気を予防できる
✅脳の発達を促す

メリットがたくさんあるので、噛むトレーニングできるキシリトールグミはおすすめです。

各メリットについて簡単に解説します。

顎が強くなる

キシリトールグミを食べ切るために何度も噛むことで、顎が自然と鍛えられて強くなります。

顎を強くするには、やはり頻繁に使うしかありません。顎が強くなれば、自ずと歯がきれいになります。また、良好な口内環境を維持しやすくなるので、虫歯も比較的少なくなります。

昔と比べて今は柔らかい食べ物が増えたため、顎を鍛えて強くする機会が少なくなりました。だからこそ顎が強くなるように噛む機会を増やすことが大事です。

歯の病気予防

歯が病気にかかってしまうのを予防してくれるのも、たくさん噛むことのメリットです。たくさん噛むと唾液の分泌が促進されるので、虫歯や歯肉炎になってしまうのを未然に防げます。

噛む回数が少なければ、唾液は分泌されません。唾液が少ないと良好な口内環境を維持しにくくなるため、結果的に虫歯や歯肉炎を発症する可能性が高まります。

キシリトールグミを食べ切るためたくさん噛むことにより、十分な唾液量を補えます。

脳の発達を促す

たくさん噛むことは、脳の発達や機能維持にも好影響があるとされています。よく噛むことで、脳に行き渡る血液量が増加します。

血液量が増加する理由は、噛むことで脳が刺激を受けて活性化するからです。脳が活性化することで、まだ成長途中の子どもは脳の発達が促進されます。

また、脳に好影響があるのは子どもだけではありません。大人も脳が刺激を受けて活性化することにより、物忘れの予防効果を見込めます。

グミの咀嚼が唾液分泌を促進させる研究結果が発表された!

株式会社 明治と鶴見大学歯学部の斎藤一郎教授と共同で、グミまたはガム咀嚼が唾液分泌に与える影響について調査した結果を、2022年3月15日~18日に開催された日本農芸化学会2022年度大会で発表されました。

内容は以下となります。

【方法】

被験者は、サクソンテストにて唾液量が2-6gの健常な50歳以上65歳以下の閉経後の女性(N=22名)を対象とし、ランダム化オープンラベルクロスオーバー試験※3にて実施しました。また、本試験では一般的なグミとガムの違いを見るためにガムは市販のミントガムを使用し、グミは一般的な市販グミと類似の処方とした当社調整グミを使用しました。

【結果】

①グミではガムと比較して累積唾液分泌量および唾液分泌速度が有意に高かった
②グミは咀嚼初期の唾液分泌に優れ、ガムは安定した唾液分泌を促す
③グミまたはガムの咀嚼による唾液分泌量の増加に伴って、口腔中には咀嚼前と比較し多くのsIgAが放出されている

以上の結果から、グミは噛み始めの強い咀嚼刺激と良好な崩壊性から得られる味覚刺激により素早い唾液分泌促進を可能にしていると考えられます。一方、ガムは持続性のある弾力から安定した咀嚼刺激が得られ、継続的な唾液分泌促進効果が得られるものと考えられます。

引用:グミの咀嚼が唾液分泌を促進し、口腔内の潤い対策に貢献 唾液分泌量の増加に伴った唾液中分泌型免疫グロブリンAの迅速な放出を確認 ~日本農芸化学会2022年度大会にて発表~

研究結果によりグミを食べることで唾液の分泌が促されることが検証されました。

キシリトールグミはどこで買える?

キシリトールグミは市販されている商品なのでスーパーやドラッグストアなどの小売店で普通に買えますが、もしも買うなら歯医者さんがおすすめです。

歯医者さんをおすすめする理由は、砂糖不使用など歯の健康を十分に考慮したキシリトールグミが買えるからです。一言にキシリトールグミといっても多種多様なので、歯のためになる効果的なキシリトールグミを選ばなければいけません。

歯医者さん以外で購入するのであれば、「歯科医師専売」などの文言が入ってる商品を選ぶと良いです。

どのキシリトール商品か迷ったときは、弊社が販売している「はぐグミ」がおすすめ!

キシリトールグミの選び方

キシリトールグミを選ぶ時に大切なのは、パッケージに掲載されている成分表示です。成分表示を欠かすことなくチェックし、砂糖が含まれていないかどうかを必ず調べて下さい。

砂糖が含まれているキシリトールグミは、含まれていないのと比べ歯の病気にかかってしまうリスクがあります。

もしよく調べないで「キシリトールグミだから大丈夫」と安易に選んでたくさん食べれば、それが原因で歯の病気にかかってしまうかもしれません。もしもどれを選べばいいのかわからずに不安な場合は、歯医者さん専売のキシリトールグミを選べば安心です。

歯医者さん専売なら、砂糖が配合されていないキシリトール100%のグミを買えます。自分で判断できない場合は、歯医者さんで聞いてみても良いですね!

キシリトールグミは歯磨き後に食べても大丈夫?

歯磨き後でも、砂糖が一切含まれていないキシリトールグミなら食べても大丈夫です。歯磨きの目的は食事後に口内に残った食べカスを除去することなので、歯磨き後に何か口にするのは基本的に好ましくありません。

もし砂糖を含む食べ物を食べたら、食べた後にもう1度歯磨きをする必要があります。食べたのに歯磨きをしなければ、口内に砂糖などの食べカスが残ったままになってしまいます。ですが、砂糖不使用のキシリトールグミは例外です。

食べても虫歯菌の餌になるような糖質は含まれていないので、歯磨き後に食べたからといって歯の病気になるリスクが一気に高まってしまうようなことはありません。

歯磨き後に口さみしくなってどうしても何か食べたい場合は、砂糖不使用のキシリトールグミが最適です。

まとめ

キシリトールグミを食べることでどんな効果を見込めるのかと、商品をどう選ぶべきなのかについて解説しました。

キシリトールグミは弾力があるため、よく噛まないと食べ切れない食品です。噛む回数が増えるのは良いことで、顎を強くしたり脳を活性化させます。

また、唾液量が増えるため、歯の病気にもかかりにくくなります。また、商品の選び方についても解説しました。食べたい時は歯医者さんで専売されている砂糖不使用のキシリトールグミを選ぶのがおすすめです。