身体が焦げ付く「糖化」とは?どうすれば防げる!?

「糖質は太る」という認識から糖質はダイエットの敵というイメージが強いです。また、糖質は体内のたんぱく質を劣化させる原因ともなります。

今回は、糖質が身体の中で起こす「糖化」について説明していきます。

糖化とは?

糖化とは、余分に摂り過ぎてしまった「糖」と「たんぱく質(正確にはアミノ酸)」が結びついたところに熱が加わることによって起こります。

また、その結果AGEs(糖化反応最終生成物)」が作られます。このAGEsが体内に蓄積されると、老化を促進すると言われています。

「糖化?」「AGEs?」となかなかイメージかしにくいですが、一言で表現すると「身体が焦げる」という状態になります。

例えば食パンをトーストし過ぎると茶褐色になり硬くなります。

この焦げたトーストが糖化したたんぱく質になります。焦げ(AGEs)が溜まっていくと、たんぱく質を炭(機能不全)にしていきます。

また、体内に糖が多い状態(高血糖)が長く続くほど、この糖化が進んでしまいます。

糖化を防ぐには?

てこの糖化を防ぐ為に、まったく糖質を摂らない方が良いかというと、そうではありません。

糖質は素早くエネルギーになるため、人間の日々の活動にとって大事な栄養素です。

しかし、糖質の種類とタイミングには気をつけなければいけません。

避けたほうがよい糖質の種類

まず避けなければいけない糖質は、血糖値の急激に上げる「異性化糖」や、清涼飲料水やお菓子に入っている「ブドウ糖果糖液糖」などです。

異性化糖を大量 に摂ってしまうと糖が分解されずに血液中に入ってしまいます。できるだ加工がされてい ない糖質を食べるようにしましょう。

摂取するタイミング

次に糖質を摂取するタイミングですが、寝る前やあきらかに動かずダラダラする日は摂らないようにし、運動前後や活動量の多い日の朝や昼に摂るようにしましょう。

摂取された糖質は血液中に入ると、身体が反応しインスリンというホルモンが分泌されます。

すると筋肉や肝臓に糖が運ばれるます。しかし、運動などで筋肉が使われないと糖が消費されず、貯蔵しきれなくなり脂肪に変換されたり、血液中に糖が溢れかえってしまいます。

そのため糖質を摂取する場合は、筋肉から貯蔵しきれない糖を防ぐ為にも、運動など身体を動かす時が最適なのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

毎日積極的にホエイプロテインでたんぱく質を摂取したとしても、 清涼飲料水や甘いお菓子を大量に飲んで食べたりしていると意味がありません。

摂取した糖が悪さをし、たんぱく質が劣化して何の意味の無いものになってしまいます。

それを防ぐためにも糖質の摂る時間と運動を心掛けるなどして、高血糖を避けて血糖値 を一定に保つ努力をしましょう。