意外と知らない有機(オーガニック)プロテインの製造について

ここ数年で有機(オーガニック)の商品がどんどんと発売されています。

弊社にも「オーガニック製品を作りたい」というお問い合わせが増えました。

からだに良いという印象がある「有機(オーガニック」ですがプロテインでも製造は可能です。

ただし、有機の商品を作るのはハードルが高いとされています。

では、どのようなハードルがあるかご説明していきたいと思います。

有機(オーガニック)とは?

有機とは

農薬や化学肥料に頼らず、太陽・水・土地・そこに生物など自然の恵みを生かした
農林水産業や加工方法をさします。
引用:日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会HP

 

これだけを見ると農薬が使われていないと勘違いしやすいのですが、あくまでも有機とは

「環境へ与える負荷の少ない農法で育てられた農産物」

を指します。

そのため、天然物由来の農薬を使う場合もあります。

有機(オーガニック)として販売するには?

有機プロテインを販売したい場合はどのようにすればよいのでしょうか。

まず「有機」や「オーガニック」を謳うためには「有機JASマーク」認証をうけた商品でなければなりません。

このようなマークです。

有機マーク

有機認証については製造する製品によりルールが異なります。

プロテインの場合、加工食品となりますので、加工食品の有機認証について簡単に説明します。

有機について

詳しい内容は農林水産省のHPをご確認ください。

有機加工食品 02(PDF : 138KB) 02,04生産行程(PDF : 125KB)
01-04小分け(PDF : 107KB)
01-03輸入(PDF : 123KB)

原材料の95%が有機原料

加工食品の場合、配合する原料は95%以上が有機認証を受けた原料でなければなりません。

次条の基準に従い生産された加工食品であって、原材料(食塩及び水を除く及び添加物(加工助剤を除く の重量に占める農産物(有機農産物を除く、畜産物(有機畜産物を除く、水産物及びこれらの加工品並びに添加物(有機加工食品として格付された一般飲食物添加物(一般に食品として飲食に供されている物であって添加物として使用されるものをいう。以下同じ 及び加工助剤を除く の重量の割合が5%以下であるものをいう
引用:農林水産省JP(有機加工食品の日本農林規格)

有機認証工場での製造

有機認証を受けた原料だけではなく、有機認証を受けた工場で製造しなければなりません。

有機認証を受けた工場は、厳しいルールのもと管理されています。

製造、加工、包装、保管その他の工程に係る施設が、有機加工食品にあっては有機加工食品の日本農林規格(平成17年10月27日農林水産省告示第1606号)第4条の表製造、加工、包装、保管その他の工程に係る管理の項の基準、有機飼料(調製又は選別の工程以外の工程を経たものに限る。以下同じ。)にあっては有機飼料の日本農林規格(平成17年10月27日農林水産省告示第1607号)第4条の表製造、加工、包装、保管その他の工程に係る管理の項の基準に従い管理を行うのに支障のない広さ、明るさ及び構造であり、適切に清掃されていること。
引用:農林水産省JP(生産行程)

弊社で作れる有機プロテイン

弊社では、有機えんどう豆プロテインと有機玄米プロテインを使ったプロテインの製造が可能です。

有機プロテイン

また、有機メープルなどの原料も取り扱っているので美味しい味付けもすることが可能です。

ただ注意してほしいのは、「有機プロテインの製造は高い」ということです。

有機プロテインの原価は通常のプロテイン原価よりも4〜5倍します。製造工賃についても普通の製造よりも高くなります。

そのため、普通のプロテインよりもどうしても原価は高くなります。

ただ、その分「有機」「オーガニック」という付加価値をつけることができます。

お気軽にお見積り依頼を!

有機プロテインは、配合内容、内容量、製造量によって価格が大きく異なりので、一概に価格をお伝えすることが難しいです。

そのため、製造を検討されている方はまずはこちらからお問い合わせをいただければと思います。

弊社の営業から回答をさせていただきます。

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